もう一人私の生き方に影響を与えた人物がいます。
その人は医師でも薬剤師でもないゴルフが好きな普通なおっさんです。
しかし、このおっさんの持っているスキルは凄まじいものでした。
私の店頭相談のスタイルは昔は相談客の話を聞いて、複数の問診を重ねて処方薬を選ぶというスタイルでした。
しかし、このスタイルでは見落とし、聞き逃し、・・
最悪患者さんが(無意識に)嘘をついている場合があるのです・・
この嘘というは、
本人にとって恥ずかしかったり、こんな風にみられたらいやだ・・とか
自分ではまったく意識できていない・・
という場合もあると思います。
例えば「便秘はありますか?」という質問に対して
「ありません」と答えられれば・・
そっか、便秘はないんだなって思ってしまいます。
しかし本当は3日に1回は何とかでているので便秘では「ありません」
と答えているのかもしれないという事です。
その事実を知ってからは問診の仕方もかなり丁寧にするようになりました。
しかし、どうしても私の主観が入ったり、患者さん自身の主観が入ってしまう部分は否定できません。
病院の検査のように「客観的な指標が欲しい」と思いだしたのもこの頃でした。