さてさて、当日お話をしてくださったのは、とっても品のいい小柄な女性でした。

お年は私よりも少しだけおねえさん

そして、きいてびっくり!!彼女は中国人で、しかもお医者さん!!日本に来て、薬科大学に通い薬剤師の資格まで取ってしまったとのこと!!

え~っ!?日本語も勉強しながらなのに!!すごい~!!

ということで、流暢な日本語で漢方の基礎的な話をおうかがいしました。

彼女の伝えたかった事の一つ目は

「患者さんの症状をすごくよく聞くこと」

日本の医療関係者は、症状と薬をすぐに結びつけてしまって、回答を急ぎすぎる傾向があるから、もっと患者さんの状態を時間をかけて把握することが重要だという趣旨のお話でした。

それと、二つ目は、日本人の病気や主訴には、ほぼ、「脾虚」と「腎虚」が絡んでいるから、そこをよく考えなさいということ。

少し難しい漢方用語ですが、簡単に言えば「脾虚」とは、消化器の弱り・・・「腎虚」とは、泌尿器、生殖器の弱りという事ですね。

消化器の弱りは、食べすぎ、噛む回数のすくなさ、冷たいもののとりすぎ、冷蔵庫の普及率がすごいので、日本人には冷たいものを摂っているという認識が薄いとのことでした。

泌尿器・生殖器の弱りとかきましたが、東洋医学でいうところの腎の働きは多様で、腎の機能が衰えると骨や歯が弱くなったり、髪の毛が白くなったり薄くなったり、細くなったり抜けやすくなったり、足腰が衰えたり、身体が冷えやすくなったり、肌がかさついてきたり、眠りが浅くなったり、耳が聞こえにくくなったり、おしっこの異常がでてきたり・・まぁ~簡単に言えば老化によって起こりやすくなる症状ですね。

腎の機能は寝不足と冷やしすぎ、耳の酷使、房事過多でもどんどん衰えてきます。

外国の方達から見ると異常と思える日本人の習慣。

思い当たる人は改めたいですねぇ~。

ひょっとすると食べ過ぎないで、睡眠時間をじっくり摂るだけで、あなたを悩ます症状がたちどころに治ってしまうかもしれないですね。

【まず病院に行くよりも、もう一度自分の生活を見なおしてみませんか?】