【 卵のはなし 最終話 】
🥚平飼いの高波動・幸せ卵のぴよぴよらんど🥚
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千代田さんに導かれて小屋の中へ私と家内と次男で入って行きました
すると、先ほどの門番の猫さんはそっと、横に立ち退き
じーっと私たちを見つめていました
「こんにちわ！お邪魔させてもらいますよ！」
と言葉をかけると、さっと姿を消してしまいました
まぁ〜千代田さんと一緒に入ってきた人たちだから、ニワトリ達をどうこうする連中じゃないってことがわかっているみたいでしたね😀
そして、小屋に入ってまず一番びっくりしたのは、ほとんど臭いがしない事でした
昔・・・そう・・まだ私が本当に４、５歳の頃だったかなあ？
親戚の家を訪ねると庭にニワトリを放し飼いにしている家がちょこちょことありました
当時は自分の背も低いし
下手すると雄鶏なんかは突ついてくるし
他に別件ですけど公園のガチョウに追い回されたこともあり・・・
ヒッチコックの「鳥」じゃないですけど・・何だか鳥って結構軽くトラウマがあったんですけど
千代田さんのところのニワトリさん達はみなとても おだやかで
まぁ〜攻撃してくる様な娘は一羽もいませんでした
あっ！！そうそう・・・臭いの話です
昔の私の記憶では、ニワトリって臭い！！ってイメージがこびりついていたので、自分的には覚悟していた部分もあったんですが
本当に無臭に近い感じなんですよ
そんで、千代田さんに
ニワトリの糞のお掃除とか大変じゃないですか？とお尋ねすると
驚くべきお返事が返ってきたのです
千代田さん：「藪さん・・・ニワトリ達の糞は、一切お掃除しなくていいんですよ」
ですって・・・
なんでも、山の枯れ葉が積もった土をもってきて、そのまま小屋の下に敷いているので微生物が糞を全部食べて綺麗に分解してしまうのだそうです
おーー！！まさに自然の織り成す理（ことわり）がここに存在しているのですね
そして・・小屋の中を隅々と案内してもらうと
いくつかの小部屋に仕切られている事に気づきしました
あれ？どうしてここは分けてあるのですか？と尋ねると
千代田さん曰く
あ〜こちらの娘達は今年の１月に生まれた娘達なんで、分けているんですよ
どうしてもベテランの娘達と一緒にしてしまうと食い負けてしまうので、生育にばらつきが出ちゃうんですよね・・
ですって
そうなんですよ・・・やはりこれだけのニワトリが小屋の中で生活を共にしているわけですから
様々な個性を持った個体がいて、あたりまえですよね
そういった配慮もしっかりとされていることがよくわかりました
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そしてしゃがみこんで、一羽一羽の娘達をじーーっと観察してみる事にしました
すると、しょっちゅう小屋の中と外を出たり入ったりする活発な娘がいるかと思うと
小屋の隅の方でじーっとしていて、ピクリともしない娘
砂浴びをしている娘もいれば
飲み水の桶の中に入ってしまって入浴している娘
まぁ〜それぞれの娘達がそれぞれにやりたい時にやりたい事を気ままに自由にしている風景がとても印象的でした
同じニワトリとして生まれてきて・・・ここに来れたら、本当に楽園なんだろうなぁ〜ってしみじみ思いました
数々の娘さん達の行動を見ていて
すごく気になった娘がいました
それは、朝のトイレの順番を待つように、産卵部屋が空くのを待っている姿でした
それこそ、ピクリとも動かず産卵部屋が空くのをただただじーーーーっと待っているんですよ
それが本当に面白い事に・・
産卵のためのお部屋は沢山用意されているにもかかわらず、人気のお部屋があるらしく
ニワトリさん達はそこで卵を生みたがるのだそうです
圧巻だったのは一部屋に３羽の娘達が一緒に入ってしまって
私が産むんだから、あなた早く出ていってよ〜みたいな感じで押し合いへし合いしている光景でした
人が部屋を選ぶ場合にも間取りやら日当たりやら気にはなるところだと思いますが
なんで、その産卵部屋をニワトリさん達が選ぶのかは
千代田さんに聞いてみても首をかしげていました😅
そんな私の他愛のない質問にも始終ニコニコと答えてくれていた千代田さんの背中に
パサパサと一羽の娘がとまりました
そして、千代田さんが姿勢を変えても降りようとしません
絶対的な信頼関係が築かれているのが、ほんのこの一コマをみただけでよくわかりました
命を命と扱わない様な
現代のゲージ飼いの中で悲惨な一生を終えるのが一般的なニワトリ達
自分が買っているニワトリをうちの娘達と呼んで大切に自由に育ててもらっている
ぴよぴよらんどの娘達
まじめに一生懸命に命を大切にして・・本物の卵を生産してくれている
こういう農家さんを私は、本当にすばらしいと思いますし
これからも応援してして行きたいと思います
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たぶん、私のメルマガを見たよ！！って言ってくだされば農園の見学を快く引き受けてくださると思いますので
幸せなニワトリさん達に会ってみたい方は是非アクセスしてみてください
あっ！！ちなみに今回のメルマガの文章中でニワトリさんの事を敢えて「娘」と書かせていただいたのは千代田さんがニワトリ達の事をそう呼んでいたからです
千代田さんにとっては産業動物ではなく、自分の娘なんですよね・・・ここのニワトリさん達は・・😭
↑本当にたった今産まれたばかりの産まれたての卵を持ったら温かいを通り越して少し熱いぐらいでした！！
ちなみにうちのありんこママさんも次男くんも行ってよかった！感動した！胸が熱くなって涙が出そうななった！！
とシェアしてくれました・・・たぶんうちの家族ってみんな単純で涙もろいのだと思います
卵は金曜日にうちに届きます！食べてみたい方は店員にそっと声をかけてくださいね
