Tさん。69歳 男性 慢性的な身体のだるさ(続き)

さて、前回の続きです

もう一度おさらいしますと、この方、○高血圧症 ○高脂血症 ○前立腺肥大 があり、現在2件の病院で診察・治療を受けています。だるさや体調不良を医師に訴えて、色々と検査もしましたが、医師たちは異常がない・・原因がわからないと・・そんなお話が前回までのあらすじです。

お話を伺い、その後「おくすり手帳」を見せていただき、現在服用中の薬をみせていただきました。

その中でカルシウム拮抗剤とACE阻害剤の合剤の降圧剤が処方されていました。もともと2種類の降圧剤を1錠にまとめたようなお薬です。それと、前立腺の腫れを引かせる薬も出ています。

しかも現在のこの方の血圧は最高血圧が110mmHg程度。どう考えても血圧下がりすぎです。

皆さん、通常健康で過ごされている方が降圧剤を服用したらどうなると思いますか?

そうです。もちろん下がりすぎてしまいますよね。血圧が下がりすぎるとどうなると思いますか?

適正な圧力で心臓が身体の各臓器に血液を送り届けられなくなりますよね。ということは、心臓よりも上に位置する脳に対しての血流も当然少なくなる事は容易に想像ですきますよね。

脳の血流が少なくなるという事は・・血液は栄養や酸素を送り届けていますから・・・脳の酸欠・・栄養不良の状態になってしまいます。

前立腺のお薬も色々ありますが、Tさんの服用されていたお薬は血圧もさげてしまうタイプのものでした。

朝起きたときは薬の血中濃度が下がっているので、血圧はTさんにとって適正な値なので、体中に血液が回るので元気なのですが、朝食後に薬を服用するよう指示がでていますから、食後の薬を飲んで1~2時間経つと血圧がド~ンと下がってしまって、体中に栄養や酸素がとどきにくい状態になってしまうんです。

これじゃ~だるくないほうがおかしい!!

また、検査結果も拝見しましたが、たしかに血中脂質は高いんですが、色々伺った話の中で毎日珈琲に砂糖をたっぷり入れて、しかもミルクという名のトランス脂肪酸をたっぷり入れて5杯ものんでいるそうです。しかも朝はパンに必ず、これまたトランス脂肪酸たっぷりのマーガリンを奥さんがびっくりするほど塗って食べているそうです。

これじゃ~血中脂質が下がるわけがない・・

んで、コレステロールの薬が処方されているんですが、長くなっちゃうのでまた別の回に譲りますが、これまた元気がなくなるんですよ。

結果、知らずに悪い事を沢山していたのTさんには、

私:「はい!!今日はTさんに売るものは、何もありません!!今日の説明ご理解いただけましたね?きちんと悪いものやめれば、すぐに体調よくなりますよ!!」

と言ってお帰りいただきました。きっと今頃元気になって飛び跳ねていると思います。( ^ω^ )

クスリは、並べ替えると「リ・ス・ク」です。

いくら医師が処方しているとはいえ、身体からしてみたら異物です。添加物の塊です。

うちは、こういう仕事しているので、降圧剤が効きすぎて意識不明になった人や、バイクの運転中に意識が飛んですっころんだ人とか何人も知ってます。身体の声をしっかり聞いて適切に利用したいですね。

今日も長文におつき合いいただきありがとうございました。