はい。前回の続きです。

30代の男性の食後にだけ起こる喉の不快な症状のお話を前回のメルマガで書かせていただきました。

ここで問題なのは「何故?食後に起こるのか?」という事ですね。

食べたものがひっかかっているんじゃないの?

そう思った人・・・ブッブーです。

実はこの方、1日がんばった自分へのご褒美にキンキンに冷えたビールを毎日飲むのが日課になっていたんです。

えっ?ビールだめなの?

そうです・・・常温ならまだしも、キンキンに冷やして飲んでいるというのが問題なんです。

東洋医学で考えますと昼は陽、夜は陰の時間帯です。

陰の強い夜に極陰性のビールを飲むというのは身体にとっては相当の負担になってしまいます。

代謝しきれない水分は胃を冷やし、横隔膜にまで冷えは及びます。

胃から胸部にかけて代謝しきれない水がむくみとなって残ります。これが鼻腔や器官の粘膜もむくませます

これが、人によっては喘息やアレルギー性鼻炎の原因になってしまうのですねぇ~。

さて、この冷えて滞っている水・・・漢方では水が滞と書いて水滞(すいたい)といいますが、この水が食事をして体温が上がると動きだします

これが鼻や痰になって目に見えて外に出てくればわかりやすいんですが、この方の場合は後鼻漏(こうびろう)となって、喉に落ちていたわけですね。

皆さんラーメン食べたときに鼻水出た覚えないですか?

通常はかなり熱いもの食べたときに起こりますけど、この方の場合は粘膜に保持している水分が普通の人よりも多いので食事で少し体温が上がっただけで、その水が動き出すんですね。

喉に落ちた粘液は喉に張り付いたり、声帯に張り付いたり、食道と気道を分ける蓋に張り付いたり・・・と色々とやっかいなんですよ。

だから、うっうん!!おっほん!と咳払いが絶えなくなってしまうんですね。

ですから、この男性にはちょっと試しにビールを一週間くらい止めてみそ!とお伝えしました。

多分、全然体調が変わると思いますよ。(^o^)

ちなみにあれこれと話がはずみ、車の趣味がかなり近い事にびっくり!!

類は友を呼ぶってやつですかねぇ~。タイムドメインスピーカにもかなり興味持たれてました。