ある日、推定60代後半くらいのお父様に連れられて、30代の男性Aさんが相談にみえました。

Aさんの体格は屈強そのもの・・何かスポーツをされているのは、その浅黒く日焼けした肌を見てすぐにわかりました。

実はこのAさんは、何と高校生の時からの偏頭痛に悩まされているという事でした。

もちろん、Aさんの身体を心配したご両親は、ありとあらゆる病院に息子さんを連れて行き、そしてありとあらゆる検査を受けさせたそうです。

そして、最終的な診断は

「どこも異常ありません。・・・頭痛がしそうになったら、これを飲んでください」

だけ・・・・。

多感な年頃、そして、起きていることができないような強い痛みが突然襲ってくる。死んでしまうんじゃないかと思うような不安感。色んな事にチャレンジしてみたい年頃なのに病気の事が頭を離れず、何事にも消極的になってしまう・・・。

通院しても、ドクターに

「偏頭痛は治りませんから、上手に一生付き合ってください」

と胸に杭をうたれるような台詞をつきつけられ、もう自分の偏頭痛は一生治らないんだ・・と無理やり自分を納得させたそうです。

Aさんは、それ以来、新たな検査や、新しい病院の門を叩くことを一切止めてしまったと言います。

しかし、親としては心配で、たまりません・・・【劇薬】と印された頭痛薬を大切な息子が常用しなければならない状態のままなのですから。

頭痛の専門医が出来たと聞くたびにAさんに受診をうながしますが、Aさんは、断固として病院に足を向けることはなかったといいます。〈処方されたお薬だけはとりにいっていたようですが〉

このAさんのお父様・・・どっかで見たことある人だなぁ~と思っていたら以前よく親父の営んでいた頃のお店に来てくれていた方だったみたいです。

それで、お父様はAさんにも「一度まるはちに行ってみたらどうだ・・・」と何度も説得していたらしいんですが、それすらも仕事の忙しさを理由にAさんは拒んでいたようなんです。

そんなAさんが、何故突然お父様と一緒にうちのお店に来てくれたのか・・・・・

続きは次号で・・ (^o^)/~~~~~