【夏風邪に!!】
昔から「夏カゼは馬鹿しかひかない」
と言いますが、これって何か意味あるんでしょうかねぇ~?
夏場、お店に風邪の相談来る人って、全然そんな感じにみえませんから。
まぁ~冬に比べて圧倒的に夏の風邪ひきさんというのは、数が少ないのでこういう風に言われちゃったんでしょうね。
さてさて、冬場は「葛根湯」のCMをよく見かけると思います。
実は、同じ風邪でも冬の風邪と夏の風邪では、使う漢方薬の処方が全然異なるんですよね。
ご存知でしたか?
ただし、最近はクーラーがどこのご家庭でも普及しているし、場合によっては丸1日クーラーの中にいるという方もいらっしゃるので、夏でも冬の風邪の症状を申し出てくる方が稀にいます。
さて、夏の風邪と冬の風邪の一番の違いは何か??
色々ありますが、消化器症状なんですよ。
皆さんも冬場に一度や二度は風邪にかかった事あると思います。
最初は節々が痛んだり、きしんだり・・そのうち寒気がしてきて・・そして発熱する
まぁ~そんなパターンですよね。
しかし、夏風邪は
食欲不振 全身倦怠 下痢(または不消化便) 胃や下腹部の不快感・・・などが伴うことが多いんです。
こういうパターンの時に葛根湯使っても100%効きません。(^^;
こういうパターンのときは何を使うかといいますと(まぁ~細かい症状があるので、断定しちゃまずいんですけど)
「藿香正気散」(かっこうしょうきさん)
というのが良く合います。
これは、冬の風邪でも吐き下しを伴うようなノロウィルスやロタウィルスの感染症の時なんかにもカ〇ラ〇ザ〇との併用ですごくよく効きます。
うちには、即効性の液体を用意していますから、何か変だな?って思ったら速攻飲んでおくことをオススメします。
【今日の一言】
夏と冬では気温も湿度も違う・・・よって人の身体も違って当然!風邪の漢方薬だけオールシーズンという事はありませんよ。