【涙が止まらないHさん】
ある晩、常連のHさんがお店にやってきました。
白目がうっすらと赤いので、どうかしたのかな?と思っていると、Hさんはしゃべり始めました。
ここ1週間ほど、今までになく体調が悪く、疲れきってしまって身体が動かせないし、人としゃべるのが何だか恐い・・おまけに頭痛も酷くて、ここしばらくずっと飲んでいなかったロキソニンを飲まないと痛みがひいてくれない。
それに何だか悲しくて悲しくて・・それに何だか色々な事が頭の中にかけめぐってしまって、眠れないし、何が恐いというわけではないのだけど、何だかすごく恐怖感が強くて
言葉には言い表せないような、複雑な心境で、とにかく涙が止まらないのだという。
それに時々動悸がするし、あたまがずぅ~っとぼんやりしている。
・・・とまぁ~ここまで聞いて、これは、「パニック症候群」っぽいなぁ~とずっと感じていました。
Hさんの置かれている状況や、生活環境、病歴などは把握していたので早速ドイツの健康占い師で状態をさぐってみることにしました。
あれ???? ロシアじゃなくて?
そうなんです。ドイツの健康占い師ってやつもうちのお店にはあるんですよ。(^^;
普段は面倒なので、ロシアの占い師でザァ~っと身体全体をスキャンしちゃうんですけど、このドイツの占い師はかなりピンポイントで身体の状態を探れる・・・それはそれで、とっても優れものなんですよ。
全部で30ヶ所ほどを測定して決定的に判ったことは
やっぱり(予想していた通り・・と言う意味です)
セロトニン不足ということ。
プラス、腸のコンディションが悪く、しっかりと栄養が身体にとりこめていない状況でした。
セロトニンとは脳内で分泌されるホルモンの一種で、脳全体の働きをオーケストラに例えると、そのオケの指揮者のような役割をしているホルモンなんですよ。
これが不足してしまうと脳の中のホルモンのバランスが崩れてしまい、ある物は過剰に働きすぎたり、あるものはうまく働けなかったりと調整がうまくいかなくなって、色々なとりとめのないような症状が起こってしまいます。
そこで、このHさんには、セロトニンの分泌をよくする漢方薬を半月分処方させていただきました。
あれから、2日・・・なんの音沙汰もないところをみると(何かあるとすぐにお店にくるので)、そこそこ効いているのかな?とおもったりしています。
【今日の一言】
感情面まで占ってしまう、ドイツの健康占い師・・・これからの相談業務でますます活躍しそうですよ。