【夜間頻尿の女性 Sさん 60代】

背が高くて、色白で、スマートで、おしゃれな方。

昔、うちのお店が頭陀寺町にあるころから、困ったことがあると当店にいらっしゃる方です。

以前は、血糖が多少高めという事を酷く気になされていて、よくご相談にのったのですが、その後数年ほとんどお顔を見ることはありませんでした。

ある日の夜、その方は予約も何もなく、突然にお店にやってきました。

数年前から比べるとガタッと体重が落ちたのか、元々スマートな方でしたが、かなりやつれた印象。

おまけに目の下にクマがしっかりと出来ていて、一目見て体調がすぐれないんだなぁ~というのを実感しました。

Sさん:「先生、夜中に何度もトイレに行きたくなって眠れないんだけど、なんだろねぇ~?」

私:「は~、夜中のトイレですかぁ~」

まず、夜のトイレといえば男性の場合は前立腺を考えますが、この方は女性なのでそんなものがあるわけもなく頭の中で自動消去。

私:「一晩に何回くらいトイレに立たれるんですか?」

Sさん:「う~ん、決まってないけど、多いときは3,4回かしら」

私:「トイレに行ったとき、かなりお小水の量もしっかりと出ますか?」

Sさん:「う~ん・・まちまちかしら」

私:「病院には行かれましたか?」

Sさん:「そうなの、もう2件行っているんだけど、全然良くならないのよ」

私:「どんな診断がでましたか?あと、お薬手帳お持ちでしたら見せていただけますか?」

すると、やはり膀胱炎に処方されるような薬が処方されている・・・そしてこれで効かなければ過活動膀胱かもしれない・・と言われたと。

さてさて・・・この方 この後どうなるんでしょうねぇ~。

【今日の一言】

長く相談をやっていると、患者の嘘に気がつくようになる。もちろん患者は嘘を言うつもりなど毛頭ないが、そう信じ込んでしまっているわけです。こんな時、ロシアの健康占い師やドイツの健康占い師、気流計や血流計が客観的なデータを私に提示してくれます。ですから、経験だけからでは見つけられない本当の原因に近づけるんです。