さて、Sさんの血行動態(血液がどんなふうに身体を流れているか)を測定してみて、ある極端な変化がみてとれました。
な・な・なんと・・・心臓のパワーが最低値の半分ぐらいしかないんですよ。
最初は目を疑いましたが、何度見ても同じです。
私達の心臓は寝ている間も一秒も休むことなく働いているのは皆さんも良くご存知かと思いますが、何で休まず動いているかをご存知の方は少ないでしょうね。
心臓がやっている仕事は血液を身体のすみずみまで送り届けるためのポンプの仕事ですね。
頭のてっぺんから、足のつま先まで、血液が栄養や酸素を送り届けてくれないと、細胞が壊死してしまいます。
あの無酸素でエベレスト登山にチャレンジして9本の指をなくしてしまった登山家の方のように、先端から組織が酸欠になり死んで行ってしまうんですよ。
さて、話をSさんに戻しますね。
心臓のパワーが最低の状態の半分しかないわけです。
これは言い方を替えれば、心臓というポンプが血液を押し出す力が半分しかないということですよ。
んで、脳みそなんですが、心臓よりも高い位置にありますよね。
物理的に考えてみても下から上にものを押し上げるのは大変です。
よって、Sさんの場合は首から上の栄養不良や酸欠の状態が起こっているという事なんですよね。
目の機能も、耳の機能も、脳の機能も・・・全て栄養と酸素が充分に足りていて、機能できるんですよね。
Sさんの原因不明のふらつきは脳そのものの、機能の異常ではなく、心臓のポンプ力の不足による栄養不良と酸欠によって起こっていたんですね。
この日Sさんには、「長城清心丸」をお持ち帰りいただきました。
そして、外出の際にふらついたら、すぐに1/4ペロペロなめておいてね。っと説明しました。
【今日の一言】
最近歩いてない人は、骨盤内の血流不全から来る、臓器の酸欠、栄養不良になっちゃいますよ。1日40分歩くことを心がけましょうね。
骨盤内には女性は大切な生殖器、腸が治まっていますね。生理の不調もひょっとして、血流不足からかも・・・