【 咳喘息 】

咳喘息とは?

はい、最近よく病院でこの病名を言い渡される患者さん増えていますね。

先日も子供さんが、風邪を引いて、咳だけが残ってしまって・・・とお母様がご相談に見えられました

ってなわけで、今回はこの咳喘息についてちょっと書いてみましょう。

咳喘息は、気管支喘息になる一歩手前の状態と考えられている病気です。

その特徴は、気管支喘息でみられるような、ヒューヒュー・ゼーゼーといった呼吸音や呼吸困難がなく、3週間以上空咳の症状だけがつづくというものです。

咳喘息の患者さんの約3割が将来気管支喘息になるといわれており、早期に治療することが大切です。

まぁ~皆さんも「喘息」っていう病名は聞かれた事があると思います

簡単にいうと、咳喘息は喘息の一歩手前の症状ですよって理解しておけばよいと思います。

まだ気管支の粘膜の炎症やむくみの症状が軽度なので、ヒューヒューやゼーゼーの音がないだけです。

でも、メカニズム的には同様で立派な喘息ですよね。

病院は早期治療を進めますが

ちょっと待った!!です。

必ず使用される薬剤がステロイドの吸入薬ですね。

ステロイドは炎症を強力に押えますが、根本的な要因を改善しているわけではありません。

また、気管支拡張剤や虚痰剤

場合によっては抗生物質や、合成抗菌剤が処方されます。

おっと、それに抗アレルギー剤とかもかな。

これらのどれもが対処療法

根本的な治療になっていませんね

なぜ、風邪がすっきりと治らずに、上気道の粘膜に炎症が残ってしまうのか・・・

その根本を考えて改善していくことが本当の意味での体質改善であり

根治となるのですね。

・・・話が長くなってしまったので続きは次回に。

【今日の一言】

日常の中に気管支の粘膜に悪い影響を与えるものが沢山潜んでいます。それを知って遠ざけることが、最初にしなければいけないポイントですね。