【 パーキンソン病とレビー小体型認知症 】
はい・・・タイトルからしてちょっと難しいですが、内容は簡単に書こうと思いますのでどうぞお付き合いくださいね。
上の二つの病気は今までまったく別物!!って考えられていました。
パーキンソン病の主な症状は
初期症状に、「ふるえ」「固縮」「無動」「姿勢障害」の4つが知られています。
ふるえは、「静止時振戦(せいしじしんせん)」といわれ、じっとしている時に手や足にふるえが現れることが特徴です。
例えば、手を膝に置き、じっと座っていると膝の上の手がふるえだします。手を膝から離して何かをしようとするとふるえは消えます。
そして段々状態がひどくなってくると歩くことすら困難になってきます
この病気は脳幹とよばれる部位の黒質という場所が変性し、ドーパミンという物質が出にくくなると起こるとされていましたが、どうして、その場所が変質、損傷するのかは今まではよくわかりませんでした。
はい・・そしてもう一つ聞きなれない病名ですが、レビー小体型認知症ですね。
これは、病名にも書かれていますが、認知症の一種です
60~70代くらいのやせ形の男性に多く発症すると言われています
認知症全体の半数以上をアルツハイマー型が占めますが、その次に多いのがこのレビー小体型です
全体の20%程度はこのタイプの認知症と言われています
この認知症の特徴は認知症状がでるよりも先に幻視や幻覚の症状がでてくることです
部屋にしらない女の人がいるとか、蛇や虫が布団にいるとか言い出します。
でも本人にはしっかりと見えているのでこれがやっかいです
そして、初期段階では知能はまともなことが多いのでいわゆる認知症とは気づきにくいんですね
さてさて、長々と書いてしまいましたが
この二つの病気は今までは全く別と考えられていましたが、最近の研究で
この二つの病気の原因が同じ物質から起こっていることが判明したのです
その名は「α-シヌクレイン」
続く・・・
【今日の一言】
いや~、前ふりだけで終わっちゃったよ