【 原因不明の奇病 Ⅱ 】
はい 覚えていますか?足の裏のしびれで、あちこちの病院で検査しても原因が見つからず
挙句の果てにものが上下に二重に見えるようになって眼科も3軒もいって・・
結局何にも原因がわからない男性が相談にみえたのです
症状や話だけ聞いているとまさに迷宮入りしてしまいそうな感じなんですよねぇ~
それでも、折角相談に来てくださったのだし、何かこの人に喜んでもらってほしいなぁ~と思いながら注意深く彼の話を聞いていました
その時です
「あれ・・・この人 首の角度がおかしいなぁ~」と気づいたのです
「ちょぉ~っと立ってみてもらっていいですかぁ~」と立ち上がってもらいました。
まぁ~見事なまでの猫背
そして浮指(かかと重心ってことですね)
なんですね。
そして東京で習ってきたばかりのセラピーを試してみることにしました。
このセラピーは脳の認証機能を使う非常に単純なやり方です
身体の動きに不具合が出ている場合・・もしくは痛みやしびれなどが出ている場合
その患部自体を脳が認証していない可能性が高いのです
この原理を発見したのは昔の中国の鍼灸師で
のちに刺絡療法と名づけられました
一般的な鍼灸のやり方はツボに的確に針を突き刺していきますが
刺絡療法の場合は針を数ミリ刺して抜いていくという方法です
もちろん血がどっちゃりと出てきます
見た目にも大変にグロです
これを日本でやっていた方が随分といらっしゃったようですが、皮膚を針で突き刺すという行為は有資格者でないとできない芸当なためと、痛みが強すぎてあまり普及しなかったのですね
そのやり方を現代風にアレンジされたドクターが日本にいらっしゃって、N先生という岡山の方なのですが
その先生の考案された方法が針を突き刺さずに先の尖ったもので、刺激だけを加えるという「無血刺絡療法」というやり方です
N先生の病院は、毎日毎日長蛇の列
そしてN先生が診察室で行っているのが先の尖ったもので患者さんの身体をチクチクと刺激するということだけなのですね。
それでも痛みで膝や腰が悪い人やリウマチの方・・内科的な疾患を持った人までもが診察室を出るころにはニコニコで帰られるのです
えっ?何故か?
痛みや症状がすごく楽になるからなんですよ
この痛みを加えるというやり方で先ほどの脳の認証機能が働き、そこを治そうとする身体の自然治癒力が働くという寸法です
まぁ~言葉で説明するのはとっても難しいので、そのうち私がお店でチクチクやっている姿を見たら・・・
あっ!!このことを言ってたんだなって理解してください
はい
説明が大変長くなってしまいましたが、実はこの日の相談者にこの方法を試してみたのです
この相談者さんの場合は首がニョキっと身体の前方向に飛び出してしまっていましたのでまずは、足指の認証をしてあげないといけません
というわけで、足の指の付け根を先の尖ったものでほんのちょっとチクチクっとしました
ものの数秒です
しかし・・・尋常ではない痛がりようなのです
東京で受けた講習で沢山の人をチクチクして(もちろん自分もチクチクと沢山の人にやられましたが・・)
こんな痛がり方をする人は一人もいませんでした
そして、講師の先生曰く
「状態が悪い人ほど痛がります・・・」という言葉を思い出しました
そうなんです。この相談者の尋常ではない痛がり方は、相当状態が悪いことを示唆しているんですね
んで、私が続けてチクチクしようとすると
お願いです・・・もう止めてください・・・
と涙目で懇願されました
ちなみに同じ力で彼の手の甲を、これぐらいの感じでやっていたんですよ
どうお感じになったかはわかりませんけど、あれほどの痛みを感じるという事は、とにかく普通の状態ではないので、自分で毎日続けてやってみてくださいね
とだけアドバイスしておきました
本当は足裏全体・くるぶし・くるぶしからふくらはぎにかけて・膝周り・膝裏とやってあげたかったんですが
あんまり怒らせて家に火をつけられても困るので諦めました
まぁ~足指に巻くワンダーリングⅡだけは買って帰られたので少しずつでも改善に向かってくれるといいなぁ~と思っています
【今日の一言】
これからお店でも 合意の上でやらせてもらいますね。(‘◇’)ゞ
肩こり、寝違えはとにかく一発で楽になります