上の写真のようにものが ゆがんで見えたりしてませんか?
それとも、黒い雲のようなものが視界の中心に見えませんか?
人の眼は水晶体というレンズを通してとりこんだ映像を
網膜というスクリーンに投影しています
そのスクリーン上で最も視神経が集まっている場所の事を
「黄斑部」(おうはんぶ)と呼びます
この「黄斑部」が何らかの原因により変性を起こしてしまい
視力が著しく低下したり、最悪視力を失ってしまう病気が
上記の「黄斑変性症」なのです
この病気には委縮型と滲出型という2種類の病理形態があることがわかっていますが
日本人の「黄斑変性症」のほとんどが、滲出型であるようです
この滲出型の黄斑変性症を悪化させている諸悪の根源が「新生血管」と呼ばれる未熟でもろい血管なのです
新しい未熟な血管が網膜下でどんどん増えて、やがて網膜は凸凹とした状態に変性していきます
凸凹の網膜に映像が映りますから見ているものが歪んで見えるという事なんですね
これらは、様々な炎症性物質が引き金となり起こっています
現在病院では、この新生血管を抑えるための薬剤を目に直接注射して
治療するのですが
炎症性物質も一種類のものだけが関与しているだけではないので、高くて痛いわりに治療効果がでにくいのが現実です
3割負担で1回に20.000円~60.000円程度の注射を最低3回
経過をみながら10回以上打つ方が多いようです
費用面で真ん中をとって、1回40.000円を5回としても
かかる負担は20万円
それでも有効率はかなり低いのが現実のようです
黄斑変性症はいわば、眼球に起こる成人病!!
日ごろからの生活面での養生が決め手になりますね
【今日の一言】
一般的には難しいとされている黄斑変性症の治療ですが、当店では、かなりの数の方が回復されていますよ