【 結構気軽にみんな飲んでる安定剤などの抗精神薬 7 】

はい。ちょっと今日は薬剤師っぽい話をします

このシリーズほぼ、無限に話が続きそうですが、まぁ~ボチボチこの内容に興味のない方もいらっしゃると思うので今回を最後にしておきましょう

今までは精神不安や鬱は、抗精神薬じゃ治んないんじゃね・・って話をし

その後は、栄養面で精神神経症状が悪化したり、不安定になってしまうという話をしてきましたね

んで、今日は

「血」と精神神経症状について話しますね

「血」って書くと現代医学的な「血液」を連想してしまうかもしれませんが、東洋医学的な「血」というのは、「血液」の定義とは異なり、もっとざっくりとした解釈になっているんですよね

ちなみに現代医学の「血液」は血漿と赤血球と白血球からなり全身の組織に酸素と栄養を運ぶもの・・と定義できます

そして「血」(この場合「けつ」と読みます)は身体に潤いと栄養を与えます・・精神活動を維持する赤い液体です・・と定義できます

東洋医学ではこの「血」の機能の弱い状態や足りない状態の事を「血虚」と表現します

ここで必ずと言っていいほどツッコミが入るのですが

「先生!私血液検査では貧血ではないって言われたので」・・・

って言われるんですよ

現代医学の貧血=血虚ではないので、ちょっとここで釘を刺しておきます(^^;

血虚の状態がある人はまず顔色がよろしくない・艶のない黄色っぽい色、もしくは白っぽい・・口唇の色がうすく 舌の色も白っぽい 爪の色もわるいし、薄くて割れやすい

髪の毛はバサバサ・・毛も細くなったり、切れやすくなったり、薄毛になったり

そして、目がかわきやすかったり、目が疲れやすかったり 眠れなかったり、ふらついたり、めまいを起こしたり しびれやすくなります

生理のある年齢の女性ですと、月経血の量が少なかったり 経血の色が薄かったり 周期が長めの人が多いですね

あとは、生理になると下腹部や腰が冷えていたくなったり

血が足りなくて、腸が乾燥しやすく、便秘気味だったり、コロコロと乾いた便になるひともいます

さてさて・・色々と書き連ねてしまいましたが

とにかく血が少ないわけですね

こういうタイプの人が夜更かしや過労 睡眠不足を繰り返すと

肝気鬱血という状態になり

生理前のイライラ おっぱいが張る 側頭部が痛む げっぷが良く出る

みたいな症状が顕著に出てきて、精神不安定な状態を作ってしまうわけですね

原因は「血」の不足から起こっているんですよ

なのに、精神科の待合室には若い女性がいっぱい!!(精神科にお勤めの方から聞きました)

そんな症状に、脳みその仕組みをいじる薬を飲んでも治らないよ!!と教えてあげたい

綺麗でたっぷりの血を増やして、潤いのあるつやつやの髪の毛やプリプリの肌をゲットして

おまけに精神不安な状態まで解消できるのに

【今日の一言】

たかが「血」 されど「血」・・女性は特に「血」で容姿が激変します