【 春は皮膚にトラブルの出る人が急増! 】
つい先ほどお見えになったお客様です
目の周り、唇の両側、小鼻の横、おでこもチクチクして・・
近くの皮膚科にかかっているのだけれど良くならないとの事でした
聞いてみると目の周りには、弱めの眼軟膏
口の周りにはもう少し強めのお薬が出されているのだとか・・
お薬は当日ご持参いただけませんでしたが、話の内容からして間違いなくステロイド剤ですね。
病院で処方されるステロイド剤は、全部で強さが5段階あります
ストロンゲスト→ベリーストロング→ストロング→マイルド→ウィーク
という感じで右に行くにしたがって弱くなる感じです
それで、顔に塗布するように出されるステロイド剤はマイルド、またはウィークの中からドクターが選択しています
または、塗布面積が広い場合はステロイド剤を他のワセリンや保湿剤などで、希釈して処方する場合もありますが
基本的には塗り薬と抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めの飲み薬が処方されるだけです
また、上記の絵をみていただくとわかるのですが、腕の皮膚でのステロイドの吸収率を1とした場合、目の周りは15倍 陰部に至っては42倍となります
吸収率が良いという事は、副作用も出やすいという事になるので皮膚科のドクターはここにあまり強いステロイド剤は処方しないわけです
しかし、弱いから塗り続けても良いか・・・と言われれば
いくら弱くても長期使えば一緒です
最近ではロート製薬から手湿疹とか
頭皮の痒みにとか・・
うまいこと宣伝してステロイド剤をバンバン世に出していますが
うっかり手を出して、長期連用すると大変な事になってしまいます
今日のご相談者もそうでしたが、基本的に慢性湿疹がなかなか治らないという人は食事や嗜好品に問題がある方が多いようです
食べたものが身体を作っているのですから
おかしな物をよく食べている人は 身体もおかしくなっていくのです
気を付けたいですね
【今日の一言】
今日の方はステロイドの使い過ぎで副作用のステロイド性ざ瘡ができかけていました