【 段差もないのに つまづく 】

冬は手足がかじかんで、動作も緩慢になりますよね。

身体が固くなって、筋肉もこわばって、思わず転んでしまったり

骨折!!なんてのも、やはり冬場に多いそうです。(もちろん雪の影響とかで足場が悪いとかもあると思いますが)

お店でお客様と話をさせてもらっていると

「ちょっとした段差でつまづく」とか

「段もないところなのに、足が上がらなくて転びそうになった」

とかいう話をよく聞きます。

これって、頚椎の異常という問題もはらんでいるのですが

やはりお歳を召した方には日常的なことではないでしょうか・・

バリアフリーなんて言葉も一般に使われるような時代ですから。

 

さてさて、このつまづきやすくなるという現象を栄養的に考えてみると

単純にタンパク不足からくる筋肉の脆弱化といえます。

最近では「サルコペニア」とか「ロコモティブシンドローム」とか「フレイル」なんて言葉を

新聞や雑誌でもよく見かけるようになりました。

信号が青になったのに青が点灯している間に横断歩道を渡り切れないほど歩行スピードがゆっくりになってしまったり

 

握力が低下して昔は簡単に持てたものが持てなくなってきたり・・

そんな方がとても増えているようです。

こんなデータもありました。

75歳以上の要介護者の原因を調べると5割以上がサルコペニアで、生活習慣病はたったの3割だったという驚きの結果です。

筋肉の低下で、要介護の状態になるなんて・・・考えただけでも悲惨ですよね。

歳を重ねれば重ねるほど、口から入った栄養素の消化吸収能力は下がってきます

かなりしっかりとたんぱく質をとらないと、明日はわが身かもしれないですよ。

【今日の一言】

卵は有力なたんぱく源です。卵に最新の情報では食べただけコレステロール値が上がるというのはまったく根拠がなく、WHOを卵とコレステロール値には関連性がないと公式発表しています。