【 咳喘息3 】
前回、前々回の続きになります。
咳喘息とは、風邪などを引いたあと、他の症状は取れたのに、咳だけが続く状態
これは、ウイルスなどで、ただれた粘膜の炎症が残り
なかなか回復できない状況ですよね・・・ってところまでお話しました。
では、何故ウイルスはいなくなっているのに「炎症」だけが残ってしまうのか・・・
という話を今日はしますね。
そもそも炎症というのは、何故起こるのか?
それこそ、外部からのウイルスや雑菌の侵入があった時などマクロファージやリンパ球といった免疫物質が働
き、積極的に外敵をやっつけるためにおこします。
この時起こる炎症は、むしろ歓迎すべきものです。
だって、早く外敵をやっつけた方が身体が早く元にもどりますからね。
問題は外敵がいないにもかかわらず、起こってしまう炎症です。
これは、メカニズムがまったく違います。
例えば加齢
例えばストレス
例えば間違った生活習慣
例えば炎症をおこしやすくする食べ物のとりすぎ
例えば過労
例えば肥満
こんな事柄や物が私達の身体で炎症をおこしやすくしてしまうのです。
詳しいメカニズムは複雑なのでここでは省きますが。
普段からこういう要素が生活の中にある人がある日風邪を引きます
すると・・・・ウイルスや菌はいなくなったのに
炎症だけが残ってしまう
それが咳喘息ですね。
しかし加齢は仕方ないでしょ・・・ってツッコミが入りそうですが
抗酸化の強いものを日頃から身体に取り入れていると炎症反応が起こりにくくなります
そして、炎症を最も助長してしまう食べ物は・・・
肉 砂糖 油(ω6系) 添加物(加工食品全般)
まぁ~それ以外にも沢山ありますが
慢性的に炎症がある方やステロイドの治療がなかなかやめられない(ステロイドは究極の抗炎症剤です)方は
是非これらに気をつけてみてはいかがでしょうか・・。
【今日の一言】
現代人の病気はまさに「慢性炎症」との闘いです。炎症を制すれば治る病気は山ほどあります。