【偏頭痛の男性 その2】

さてさて、前号の偏頭痛の30代の男性の続きです。

ロシアの健康占い師には、「神経の疲労」と「胃炎」以外これといった所見がでていなかっ

たので、私は猫背から来る頚椎症の初期症状と考えました。

一応、そのことをご自身にお伝えし、納得してお帰りになりました。

・・・で、その2日後

奥様からお電話があったようで(私はその時所要でお店を留守にしておりました)、あの後

病院に行ってきちんと診てもらったら、副鼻腔炎だったんです。

・・・・だそうです。

その言葉をスタッフさんから、聞いた私は、その場に立っていられなくなるぐらいの気分の

落ち込みを感じました。

まるで、マイクタイソンのアッパーカットをまともに顎に喰らったような・・・

そう・・・まったくもって初歩的な見落としでした。

最初にお医者さんの方から

「偏頭痛じゃないかと言われた」

・・・というその言葉が頭にこびりついてしまって、偏頭痛を起こす生理的な要素をロシア

の健康占い師でつぶさに探してしまったのです。

この方がいらした時に蓄膿の既往症を聞くことができなかったのは、私のミスでした。

きっとこの男性は、その診断が出たと言う事は、抗生物質の服用で事なきを得たと思います

が、副鼻腔炎は再発するケースが多いので、菌に負けないような身体作りがとても大切とい

うことになりますね。

【今日の一言】

いつもまっ白な頭で対応することの大切さを痛切に感じさせられた今回のご相談でした。

まるはち先生50歳!!まだまだ修行が足りません。これからもがんばります。