普段は、日常のバタバタに押し流されて、ゆっくりとひとつの事に意識を集中することってなかなかないんです。
ってか、途切れ途切れに空いた時間はできるんですが、そんな時は手元にパソコンがあったり、スマホがあったりするとついついネットを見たり、FBでの友人の記事を眺めたり・・・
そんな風に細切れの時間ですら何かやっている自分がいます。
情報化社会・・・毎日毎日恐ろしいほどの情報が私達には降り注いできます。
その情報を漏らさずチェックしている人もいるでしょう。
仕事柄・・という人もいます。
何だか周りの人が知っていることを知らないと恥ずかしい・・・そんな人もいるでしょう。
実は私は新聞もとってないし、ラジオも聞かないし、熊本で地震があったことくらいは知っていますけど、あんまりバラバラ殺人事件の事とか、誘拐事件とか、芸能人で誰と誰が結婚しただの、浮気しただの、破局しただの・・・まったくそういう情報に興味がありません。
ただ、自分の欲しい情報に関しては徹底的にインターネットで調べたり、色々な記事で頭が混乱したら、本を買って読んだり・・・
そんな風にして自分に今必要な情報だけをセレクトしている感じです。
人に与えられた時間は万人に共通
その時間をどう切り分けていくかが、その人の人生の質を決めていくことになりますよね。
さてさて、今回のGWは滋賀に行った話は冒頭で述べました。
滋賀で何をしてきたのか・・・といいますと、生まれて初めての「カヤック」体験をして来ました。
カヤックって言うとわかりにくいかもしれませんが、まぁ~カヌーですね。
動力を持たない手漕ぎボートと思ってもらえるとわかりやすいです。
よく、公園の池なんかに置かれているボートは漕ぐと後ろに進みますが、カヤックは漕ぐと前方に進んでいきます。
2日間に渡ってレクチャーと練習をして、2日目の朝は日の出前に湖面に漕ぎ出して、家族皆でカヤックの上から朝日を見ました。
薄紫の空が徐々に明るくなり、淡い紫が薄紫に・・そして青が混ざってきて・・そこに白と黄色が混ざっていく、そして、その後直視出来ない程のオレンジ色の光の塊が登ってくるその光景はまさに神々しく
風もなにもなく静かな湖面からは、時折鳥の鳴く声とカヤックにぶつかる水の音が耳に届くだけで、まさに静寂の中での瞬く間の出来事でした
今こうして生かされていること
今こうして家族が共にいられること
今こうして時間を共有できていること
その全てに感謝の気持ちが湧き上がり、胸がジーンと熱くなりました
宿泊施設にはテレビもなくベッドもなく薄いマットの上に寝袋を敷いて、四畳半ほどの固い床の上で家族皆が雑魚寝しました。
他にやることもないから・・・家族皆が狭い部屋で会話をして・・色々な話題を共有して
とっても温かい時間を過ごすことができたGWでした。
【今日の一言】
ほんの少し手を休めて、景色や音を感じてみよう。今まで気付かなかった事が一杯発見できるはず。そんな事を改めて気づかされた今回の小旅行でした。