【一発で治る風薬ちょうだい!!】

よく、中高年の働き盛りの男性が風薬を買いに入ってこられたとき、この台詞を口ずさみながらの人多いんですよ。

もちろん場合によってはそういうお薬もあるんです。(えっ!?あるの?)

ただ、その人の体質や状態によるんですよ。

一般的に有名な風薬の漢方薬の「麻黄湯」(まおうとうと読みます)や「葛根湯」(かっこんとう・・・あっこれは有名ですね)なんかは、効く人は本当に一服で治っちゃいます。

私も経験を何度もしています。

この漢方薬の合うタイプの人は基本的に普段から体力があり、元気な人

そんな人が寒い外仕事なんかで、体表面なんかを強く冷やしすぎてしまったときに引く風邪に著効を示します

機械化される前の昔の農家の方や、土木作業している人なんかがこれにあたるかなぁ~

こういうタイプの人は漢方薬を使わなくても、玉子酒(お酒が飲める人は)特に辛口の身体を芯から温める日本酒でそこに生姜かなんかを加えて飲みます。

その後あっついお風呂に入ってザーッと汗をかき、そのまま寝ちゃえば次の日はほぼすっきりですね。

しかし気をつけなきゃいけないのは、このタイプの人にはこのやり方がいいんです。

しかし現代人のほとんどが運動不足、食べすぎ、ストレスもちなので、あんまり葛根湯なんかが出る出番がすくないんですよね。

むしろ私的には桂枝湯(けいしとう)や柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)をお出しすることが多いです。

この処方は昔でいったらあまり体力のない方向きの処方ですが、これが現代人には効いちゃうんですよ。

ってことは、漢方の学問が体制化された時代よりも現代人は確実に体力が落ちているという事ですね。

だって、食べ物が悪いし、食べすぎだし、肉体労働よりも精神疲労の方が大きくて・・・

やっぱり中々教科書どおりにはいかなくなってますね。

だから、一発で治る風薬も人によって様々なんですよ。

まぁ~何にも考えずにどんなタイプでもガツン!!!!!って効いちゃう「長城清心丸」という特効薬もあります。

これは、ホントに必ず持ち歩いていると万が一の時に頼りになるおクスリなのでオススメです。

普段元気な方でも仕事で疲れすぎちゃってとか、旅行で思いのほか歩いたり、気を使ってしまってグッタリなんて時にもグッドですよ。

【今日の一言】

なかなか一発で治すのは難しいですけど、知識と経験で応えてます!!