写真の男性「炭素循環農法」を考案された林さんという男性です。
昨日の木曜日は掛川で、この方のお話を5時間半聞かせていただきました。
小さな声でトツトツとお話をされる林さん
会場となったのは、農家の築50年以上は余裕で経っているだろうなぁ~という古民家
大柄な人がのしのしと歩くと家全体がギシギシと音をたててきしむようなそんなお宅でした。
そんな会場になんと全国から40名以上の方が押し寄せ 会場は熱気ムンムン
しかし、林さんのお話を一言一句聞き落とすまいという人達が集まってきていますから、40名も人がいるのに会場はとてもひっそりとしていて、小さな声で話す林さんの声が後ろの方までとてもよく聞こえていました。
邪魔になる音といえば、外で鳴いていた季節はずれのアブラ蝉・・・ひぐらしとかならわかるけど、何故こんな時期に?
まぁ~いいです。
林さんはブラジル人の奥様とご結婚されて、現在はブラジル在住ですが、炭素循環農法の事を日本でどうしても広めたいと4年ほど前から、数ヶ月日本に来ては、全国行脚をされています。
話の内容はとてもとても深く、素晴らしいもので、とてもこのメルマガで一朝一夕にお話できる内容のものではありませんが、側にいるだけで、気持ちがとてもおだやか~になる素敵な方でした。
5時間半のお話の後は、車で30分程移動して、実際に炭素循環農法をされている方の畑の見学ツアーもありました。
炭素循環農法とは、畑に掘った深い溝に小枝や藁や竹や樹皮のチップなどを入れて、土中のバクテリアにエサを供給し、土壌を元の元気な姿に戻してあげるという自然農法です。
今現在は浜松でも数名の方が取り組んでおり、試行錯誤しながら様々な野菜を生産しています(最近私は、この炭循農法の大ファンで、隔週で大量に送ってもらっています)
利点としては、有機農法のように堆肥を作らないので手間がかからない、土中のバクテリアが炭素飼料を食べて元気になって、様々な生理活性物質を土中に放出してくれるので、肥料を与えなくて良い、炭素飼料が雨が降った後などは吸水して水を保持するため、雨が少なくても大量に水をまく必要がない、土中の栄養素が植物にとって必要なだけ供給されるので、野菜達は病気をほとんどしない・・そのため農薬・殺虫剤を使う必要がない
したがって、お金をまったくかけずに、最も自然で最も安全な野菜を、どんどん作り出していける自然農法なのです。
しかも化学的な成分はまったく入っていない!!
TPPの問題もあり、これから本当に安全な食べ物が手に入り難い時代になっていきます。
何とかして、これからの日本を支えてくれる子供達に安全な食べ物を残せるように、私もこれからもっともっと勉強実践して行きたいと思っています。
【今日の一言】
最近の若者は・・・すごいがんばってる!!! 30代の農家さん達がほんとに一生懸命やっている!! こういう人達がいてくれるのって、本当にうれしい