【糖質制限食ダイエット】

はい。

これって今とても話題になっていますよね。

出ては消え、出ては消えのダイエットブームの渦中にあって、意外と長続きしてしまっているのがこの糖質制限ダイエットです。

このダイエットって実際にやられた方も沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか?

骨子は、ごはんやパン、麺などの糖質を減らす・・もしくは完全に止めて、タンパク質や脂質には一切制限をかけないというダイエットです。

まぁ~簡単に言うとご飯などの炭水化物を摂りさえしなければ、鳥の唐揚げだろと、脂身たっぷりのステーキだのをドンだけ食べても痩せちゃうよ

という感じです。

この食事制限は糖尿病の専門医達が提唱している動きもあり、医学的な根拠がキチンとしているということで、関連本で、書店が埋め尽くされています。

でも、うちで、病気の人達におすすめしている玄米食をしましょう!、季節の野菜をとりましょう!、肉は少なめにね!油はなるべく少なくして煮る焼く蒸すの調理法で・・・

という食養生法とはっきり言って180度真逆と言ってもいい食事方法なのですね。

で・・今年は本を読もうと決めた年というのは、このメルマガでも何度も書きましたが、先日

「本当は怖い 糖質制限」岡本 卓著 という本を読破いたしました。

これは、糖尿病の専門医が書いた本ですが

統計学的には、この糖質制限をやり続けてしまうと

短期的には頭痛や手足の痺れ、めまい、ふらつき

等が現れ、(これは、炭水化物に含まれる微量栄養素の欠乏の状態)

長期的には

心臓病・糖尿病・動脈硬化・うつ病・認知症・骨粗鬆症・脳梗塞

などのリスクが最大で73%も上昇するというデータが出ています。

もう一冊読破した世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」幕内秀夫著にも同様の事が書かれていますが、筆者は

糖質制限食は腎臓の悪い人が除蛋白の食事をしたり、血圧の高い人が塩分制限したりするのと一緒で病気を改善するために一時的に取り組むには利があるが、

健康な肥満・・もしくは太っていない人がさらに体重を落とすために取り組む食事療法ではないと強く主張しています。

日本人は農耕民族・・・その昔「飛脚」は1日に50キロ以上の道のりを走っていたそうですが、高糖質・低蛋白・低脂質の食事だったそうです。

当たり前ですね。今みたいに世の中が食べるものであふれ返っていないですからね。

【今日の一言】

短期的に体重を落としたり、血糖をさげるために、一時的に行う糖質制限食を長期連用すると思わぬ落とし穴がありますよ!!!